長岡京市民オペラ合唱団のコンサート、来てくださった皆さまありがとうございました。
コロナ禍で3年振りのコンサートになりましたが、開催できたこと。本当に嬉しかったです。
このオペラ合唱団も創立20年。ガラシャ祭でガラシャ夫人、お玉さんのオペラを一幕、二幕・・とだんだん完成され、歌い続けてきた合唱団です。今は平均年齢が82歳だそうです。
ずっと元気に毎週練習してきた私たちも、コロナ禍で練習ができない時が続き、イベントも中止になり、自粛する日々に寂しさを感じながら過ごしてきました。
だから、今年は練習も再開できて、皆んなでコンサートができることが嬉しくて、
私はソロの選曲最後に「花は咲く」をいれました。
この曲は9年前、団員の方々とウィーンで第九を歌う企画に参加して、その第九コンサートのアンコールに歌った思い出の曲です。
あの頃は東日本大震災があり日本中がまだ悲しみの中にいた頃です。
ウィークの黄金の間で、ウィーン少年合唱団と被災地、福島県の少女合唱団と一緒に同じ舞台で第九を歌い、
そして最後に、ウィーンのオーケストラの方々の演奏で「花を咲く」を歌った時、あたたかい音楽に救われた思いがして、涙が溢れて止まりませんでした。
黄金の間にいる皆んなが一つに繋がったコンサートで、歌ってすごいな。音楽の力ってすごいな。って心から感じた体験でした。
だから今回、また皆んなで歌える喜びをピアノに込めたつもりです。
またこれからも団員の皆さんが元気で明るく過ごせますように。
音楽を通じて出会い、共に楽しんできた20年に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
お世話になりありがとうございました。